2018年 09月 20日
幸せをよぶ手仕事、ユキ・パリスコレクション展
ユキ・パリスコレクション展に行きました。
先週14日に一度行きましたが、
もう一度ゆっくり見たくなりました。
繊細すぎて、美しすぎて、
気が遠くなるような世界です。
全て、人の手による仕事。
200〜300年前に実際に使われていたもの。
その時、作った人達は
長い年月を経て、遠い異国で展示されるなんて
考えもしなかったでしょう。
西洋では昔、女子は5歳になると
刺繍、編み物、読み書き、糸紡ぎを
習ったそうです。
デンマークの5歳の少女が作った
赤い刺繍糸のクロスステッチのサンプラー、
とても綺麗に作られていました。
19世紀後半、女学校に入ると
刺繍だけでなく縫い物のあらゆる技法を
教習布という一枚の長い布に施し
卒業までに仕上げたそうです。
ベルギーの高校一年生が作った
裏がピンク布の教習布が素敵でした。
幅25cm、長さ5m50cmの作品の中に
ひとつずつ丁寧に美しい技術が詰め込まれ、
手仕事が好きな作者の気持ちが伝わってきて
作品に引き込まれそうになりました。
白糸刺繍も美しかったです。
子供の洗礼服のミモザの刺繍に溜め息。
チケットの写真の作品が見つからなくて
係の人に教えていただきました。
1900年代初期にスイスで作られた
小さなハンカチでした。
ひとつひとつの宝物を長年選びぬいて
そのコレクションを私達に見せてくださった
ユキ・パリスさんに感謝の気持ちで
いっぱいです。
京都のユキ・パリスミュージアム
昨年パッチワークの友人と行きましたが、
また伺いたいと思います。
会場の外には、アンティークショップなど
たくさんのお店がありました。
同時開催されていた
スウェーデンのデザイナーユニット
ベングト&ロッタ展も可愛かったです。
piecing flower🐰
by piecingflower_v93
| 2018-09-20 22:22